本イベントでは、昨年、入管施設内で医療放置の末死亡したウィシュマサンダマリさんの事案をはじめ、難民など外国人の置かれた実態を長年取材してきたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんをお招きし、『外国人労働相談最前線』の著者・岩橋誠や、技能実習制度廃止プロジェクト共同代表の田所真理子ジェイとともに、いま世界中で問題となっている移民労働者の権利侵害の問題を改善するために、私たちができることについて議論していきます。
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お申し込みはこちらから:http://ptix.at/Zxv5Sp
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2022年5月8日(日) 14時から16時(13時45分開場)
会場:TIME SHARING新宿5B – TIME SHARING新宿
〒1600021 東京都 新宿区歌舞伎町 1-1-15 東信同和ビル 5階
マップ: https://maps.google.com/maps?q=35.693071700000004,139.70454740000002&zoom=16
※ZOOMでも配信します。
※感染状況によっては全面オンライン開催になる可能性もありますので、予めご了承ください。
相談事例から見えた外国人労働者の実態と解決策(岩橋誠)
技能実習制度廃止プロジェクトとZ世代の取り組み(田所真理子ジェイ)
日本の難民や外国人が置かれた状況(安田菜津紀さん)
パネルディスカッション(安田さん、岩橋、田所)
質疑応答
1987年神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。
1989年愛知県生まれ。NPO法人POSSEスタッフ。中高7年間をアメリカで過ごし、日本帰国後にリーマンショックと「年越し派遣村」などをきっかけに,大学入学後、労働相談ボランティアとしてPOSSEに関わり始める。2019年4月に「POSSE外国人労働サポートセンター」発足させ、英語と日本語で労働・生活相談に対応している。withnews「やさしい日本語で答える仕事の悩み」執筆。国際NGO・Clean Clothes Campaign運営委員、北海道大学公共政策学研究センター研究員。共訳書に『ジェネレーション・レフト』(堀之内出版)。共著に『外国人労働相談最前線』(岩波ブックレット)。国際ジャーナリストとして日本の実態を海外に発信している。
技能実習制度廃止プロジェクト/ NPO法人POSSE メンバー
1996年生まれ、日本とフィリピンのダブル。貧困や格差問題に関心があり、それをテーマにメキシコに留学。2020年の7月にPOSSEに参加してからは、語学力を活かして数多くの移民労働者から労働相談を受けてきた。妊娠したスリランカ 人技能実習生が中絶・強制帰国させられそうになった事件をきっかけに、今年の3月に技能実習制度廃止プロジェクトを立ち上げ、制度廃止に向けた運動に取り組んでいる。
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お申し込みはこちらから:http://ptix.at/Zxv5Sp
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技能実習制度廃止プロジェクトは、外国人技能実習制度の廃止を目指して集まった若者による運動です。技能実習生は、多額の借金を抱えて来日し、転職が禁止されている技能実習制度の下で、過酷な労働環境であっても逃げられない状況に置かれています。そのため、国際的には技能実習制度は「現代的奴隷制度」と批判されています。こうした奴隷労働を可能にしている技能実習制度はいますぐ廃止し、実習生が労働者としての権利を行使できる新たな枠組みをつくる必要があります。
プロジェクトでは、技能実習生の労働相談に取り組みながら、現場から具体的に見えてきた技能実習制度の実態を広く発信して、技能実習制度の廃止へとつなげていきます。技能実習制度廃止プロジェクトでは私たちと一緒に声を上げ、行動を起こす仲間を募集中です。アウトリーチ活動・労働相談・SNS発信・通訳・翻訳や映像制作など、プロジェクトメンバーとして自分の力を活かす方法はたくさんあります。私たちと一緒に、搾取の上に成り立つシステムそのものを根本から変え、オルタナティブな社会を目指しましょう。皆さんの連絡をお待ちしています。
volunteer@npoposse.jp(担当:田所)
※ご連絡時に、参加の動機や所属をメールにお書きください
詳しくはこちらのページもご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/644901d9797a74a5ed75c68523c27af0
NPO法人POSSEでは、過労死遺族の労災補償を支援する活動のためのクラウドファンディングを本日12月26日23時59分まで実施中です。近年、過労死・過労自死の被害が増え続けています。その一方で、明らかになっている事件も氷山の一角に過ぎず、労災制度を利用できた遺族は1割にも満たないと推計されています。そこで、私たちは啓発活動を拡充し、制度利用や権利行使の支援、心理的なフォローを通じて、過労死遺族をサポートする活動を始めます。ぜひ応援をよろしくお願いします。
クラウドファンディングのページは以下のリンクをご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/523589
NPO法人POSSEとNPO法人ほっとプラスは、この度、両団体の10代・20代のZ世代の若者が中心となり、共同で「家あってあたりまえでしょプロジェクト」を立ち上げました。年末12月28日から年始にかけて、収入が途絶え住む場所を失った人や家賃が払えずネットカフェや見知らぬ人の家を渡り歩く人々が、安定した住居を保障されることを求め、行政の支援が必要な人に届くよう、大宮駅周辺でアウトリーチ活動と相談会を実施します。
コロナ禍の2020年度に、NPO法人POSSEでは617件の生活相談を受けてきました。中でも大きく増えたのが若い世代からの相談です。2019年度には20代からの相談は10.8%でしたが、2020年度には15.7%まで急増しました。若い世代からの相談からは、仕事や家族における様々な矛盾を背景として、住居を失っている実態が明らかになりました。コロナの影響で仕事と収入が減少し、家賃を支払えなくなったケースや、親からの虐待により実家から追い出されるなどして住居を失うケースが相次いで寄せられています。
そこで支援活動のためのクラウドファンディングを開始しました。2022年1月7日の23:59:59までと短期間ですが、ご支援ご協力いただけると幸いです。
クラウドファンディングのページは以下のリンクをご覧ください。
こんにちは。「家あってあたりまえでしょ」プロジェクトの共同代表の岩本菜々です。
「家あってあたりまえでしょ」プロジェクト、略して、「家あたプロジェクト」とは、家賃を払えなければ、寒い路上で夜を過ごさなければいけない。危険な目に遭いながら見知らぬ人の家を渡り歩かなければいけない。そんな理不尽な現状を変え、全ての人に安定した住居が保障される社会の実現を目指して、「POSSE」と「ほっとプラス」に関わる10〜20代のZ世代の若者で立ち上げたプロジェクトです。最初の活動としてまず年末年始に、行政の支援が必要な人に届くよう、大宮駅周辺でアウトリーチ活動と相談会を実施します。
安心して過ごせる住居は、誰にでも保障されるべき権利です。しかし現実には、コロナ禍で突然住む場所を失い、行政の支援に繋がることができないままネットカフェや見知らぬ人の家を渡り歩く若者が数多くいます。福祉行政の窓口で支援を求めたにも関わらず追い返され行き場を失った人からの相談も、毎日のように寄せられています。コロナ禍の長期化で生活が崩壊する人が増えているのに、行政の支援が全く届いていないのです。
支援活動に携わってきたZ世代はこうした状況に危機感を抱き「家があってあたりまえでしょプロジェクト」を立ち上げました。雇用の調整弁として解雇され、家賃が払えなくなったら追い出され、行政の支援からもこぼれ落ちる。こうした理不尽な社会を、私たちは許しません。私たちは、このプロジェクトを通し、全ての人に「家に住む」という当たり前の権利が保障されることを求め、行動を起こしていきます。
NPO法人POSSEや、NPO法人ほっとプラスの窓口には、ネットカフェで生活する若者や、家賃が払えなくなり住居を失った人からの相談が相次いでいます。
相談からわかってきたのは、サービス業を中心に雇用が不安定化する中で、今まで非正規雇用で生活を成り立たせてきた多くのワーキングプアの人たちの生活が、一気に崩壊しているという現状です。特に飲食などサービス業に従事する女性や、外国人労働者たちの貧困が深刻になってきています。
少しでも収入が減ってしまったり、仕事が見つからなければ、簡単に住む場所を失ってしまう。長期化するコロナ禍は、多くの若者や非正規労働者・外国人労働者が非常に不安定な中を生きている現実を浮き彫りにしました。
この1年間、これらの相談を最前線で受け、解雇の撤回を求めて企業と闘ったり、生活保護の適用を求めて行政の窓口に同行してきたのは、私たちZ世代の若者です。
コロナ禍で、100人を超えるほど多くの大学生や20代の若者が、労働・貧困問題に取り組もうとPOSSEやほっとプラスに参加しています。コロナ禍が社会の矛盾を浮き彫りにしたことで、「この状況をなんとかしたい」と立ち上がる若者が増えてきたのです。
私自身も、コロナをきっかけに活動に参加した一人です。「ステイホーム」が呼びかけられる中で、家を失っている人がいること。非正規の女性や外国人労働者は雇用の調整弁として扱われ、企業の都合が悪くなったら真っ先に解雇されること。ニュースを通して知ったこのような実態に怒りを覚え、なにか自分できることはないかと支援団体を調べPOSSEで貧困問題に取り組み始めました。
一年ほど活動に取り組んできて実感したのは「専門家や政治家でなくとも、現場で声をあげ闘うことで社会は変えられる」ということです。
「セクハラで鬱になり、会社を辞めざるを得なくなった」「行政で水際作戦にあい、これから生きていく方法がない」など、日々寄せられる相談からは深刻な現実に直面します。
しかし同時に、私は同世代の仲間と共にこのような現実と闘い、変えてきました。セクハラを受けた労働者とともに会社と団体交渉をおこない会社に責任を取らせたり、水際作戦にあった当事者とともに行政に抗議し適切な運用を求めたりするうち、一つ一つの具体的な差別や不当行為は声を上げることで変えられるのだと実感してきました。
プロジェクトの最初の活動として、まず私たちは年末12月28日から来年の12月31日にかけて、年末のアウトリーチ活動を行います。
年末年始は収入が途絶え、居場所を失う人が増加します。さいたま市をはじめとする各自治体ではこうした状況に対応するため、ビジネスホテルなどを一時宿泊所として確保しています。
しかし、突然住む場所を失った若者や女性にとって、相談会場や行政の窓口に直接足を運ぶのは簡単なことではありません。また、日本語でしか情報を周知していない自治体も多く、外国人にはほとんど情報が届いていない現状があります。
ただ相談者が訪れてくるのを待っているだけでは、必要な人に支援が届きません。そこで私たちは12月28日から12月31日の間、駅前やネットカフェ前でのチラシ配りや、相談を呼びかける街頭宣伝を行い、年末に過ごす場所がない人へ積極的にアウトリーチしていきます。
期間中は大宮駅前の鐘塚公園に相談会場を構え、訪れた人に聞き取りを行い、一時宿泊施設をはじめとする行政が提供する支援へと繋ぎます。
また、食料や生理用品などの生活用品も配布します。住居の問題に限らず生活困窮に陥っているという方からの相談も受け付け、生活保護などの行政の支援に繋ぎていきます。
年始にもアフターフォローとして、宿泊施設を利用される方への定期訪問を行い、生活保護などの公的支援につなげるなど、継続的に活動に取り組んでいきます。
私たちと一緒に、誰もが安全な住居に住む権利が保障される社会を目指して活動するZ世代の仲間を募集しています。
また、年末年始のボランティア活動だけでなく、一緒にプロジェクトを動かしていくメンバーも募集中です。
「コロナ世代」と呼ばれる私たちは、ただ社会の理不尽に耐えているだけの存在ではありません。理不尽に対して声をあげ、自分たちの手で新しい社会を作り出す力が、私たちにはあります。私たちと一緒にみなさんも声を上げ、行動を起こしませんか?
下記の日程でオンラインボランティア説明会を実施します。希望者は以下のメールアドレスにご連絡お願いします。
日程:12/27(月)15:00-17:00 ZOOM開催
参加ご希望の方はメールでお問い合わせください:volunteer@npoposse.jp
また、ボランティア説明会に参加できなくても構いません。ボランティア募集は随時行っていますので、希望者はいつでも下記までご連絡ください。
ボランティア説明会参加連絡&ボランティア希望者連絡先:volunteer@npoposse.jp(担当:岩本)
POSSEは、若者の労働・貧困問題が深刻化していた2006年に当時大学生だった今野晴貴らによって結成され、これまで数多くの問題に取り組んできた。現場の労働相談から「ブラック企業」を社会問題化し2013年には「流行語大賞」と「大佛次郎論壇賞」を受賞した。また、宮城県仙台市にて被災地支援をおこない厚生労働大臣から感謝状を受領した。近年では、コロナ禍で困窮する女性や外国人の問題にも積極的に取り組み2021年に「第8回エクセレントNPO大賞」を受賞した。
ボランティアも募集しています!
POSSEでのボランティアに関心がある方は下記よりお問い合わせください。
https://possevolunteer.tumblr.com/
POSSEオンラインアカデミーアーカイブ映像 Youtubeにて公開中!
http://www.youtube.com/playlist?list=PLqW2fON4TE4_7iM4aPeqFoHeGFkzafKtm
世界では、格差や差別、気候危機など、社会の大きな問題に対してアクションを起こそうとする若者たちのつながりが急速に広がっています。彼女たち/彼らたちは、MeTooやBLM、気候ストライキ、オキュパイなど、世界的に注目される運動の中心的な担い手となっているのです。
このような若者たちは、「ジェネレーション・レフト」と呼ばれ、21世紀の世界を動かしていく中心的な勢力としていま注目が集まっています。この概念を提唱した政治理論家のキア・ミルバーンの著書『ジェネレーション・レフト』の翻訳がこの夏に出版されました。
今回は、本書の翻訳を担当した岩橋誠に、その内容や意義について解説し、さらに「ジェネレーション・レフト」が日本においてこれからどのような可能性を持っているのか、POSSE事務局長の渡辺寛人、そして現場でアクションに取り組んでいるZ世代のスタッフの田所真理子ジェイ、岩本菜々がお話しします。
社会運動に取り組む若者の声、Z世代が求めている政策とは?
そもそも「ジェネレーション・レフト」って何なの?と気になっている方、日本のZ世代の現実や運動を知りたい方など、多くの方のご参加をお待ちしています。
日 時:2021年10月23日(土)14:00〜16:00
方 法:Zoom配信
参加申し込みは、右のURLから。https://posseonlineevent.peatix.com/
■趣旨
「ホームレスって、いない方が良くない?」250万人のフォロワーを持つインフルエンサーがそう人々に呼びかけた。小田急線で起きた刺傷事件の犯人は「幸せそうな女性を見ると殺したくなった」と語る。
この数ヶ月間、社会を破壊するヘイトクライムや差別扇動が立て続けに巻き起こっている。SNSで反対を表明するだけでは、社会は変わらない。現状が深刻だからこそ、なぜこのような事件が起きるのかを分析し、差別を乗り越えるための突破口を探るべきではないだろうか。
この緊急企画では、労働・貧困問題の現場で活動するZ世代とともに、近年のヘイトクライムがどのような構造のもとで起きているのかを探る。そして、生存を否定する社会と闘うために私たちに何ができるのかを考える。
■講師:渡辺寛人(NPO法人POSSE事務局長)
社会福祉士として労働・生活相談にかかわる。雑誌POSSE編集長。東京大学大学院総合文化研究科在籍。専門は貧困問題、社会政策、福祉社会学。共著『闘わなければ社会は壊れる』(岩波書店)。1988年生まれ。ハフポスト日本版で記事配信中。
■講師:岩本菜々(NPO法人POSSE学生ボランティア)
外国人労働者や仮放免者への差別やそれに対する社会の無関心に違和感を抱き、昨年の5月にPOSSEでボランティアを始める。 現在は主に、生活相談や生活保護の申請同行、クルド人の生存権を守る運動に関わっている。貧困問題や難民の市民権獲得に関心がある。
執筆記事:「クルド難民の生存権獲得に向けて―相談会とその後の実践から見えた可能性」『POSSE』vol.47
■日時
8月29日(日)14:00‐16:00
■プログラム
①ヘイトクライムと日本社会の構造について/渡辺寛人
②生存を否定する社会と闘う新しい運動実践について/岩本菜々
③ワークショップ
■対象
高校生、大学生、大学院生などの学生や若者
POSSEは、若者の労働・貧困問題が深刻化していた2006年に当時大学生だった今野晴貴らによって結成され、これまで数多くの問題に取り組んできた。現場の労働相談から「ブラック企業」を社会問題化し2013年には「流行語大賞」と「大佛次郎論壇賞」を受賞した。また、宮城県仙台市にて被災地支援をおこない厚生労働大臣から感謝状を受領した。近年では、コロナ禍で困窮する女性や外国人の問題にも積極的に取り組み2021年に「第8回エクセレントNPO大賞」を受賞した。
POSSEでのボランティアに関心がある方は下記よりお問い合わせください。
https://possevolunteer.tumblr.com/
POSSEオンラインアカデミーアーカイブ映像 Youtubeにて公開中!
http://www.youtube.com/playlist?list=PLqW2fON4TE4_7iM4aPeqFoHeGFkzafKtm
https://www.npoposse.jp/magazine/no48.html
大学進学のために借金をしても、労働市場は不安定な雇用が増大しており賃金はいつまでも上がらない。そして何より、気候変動によって人類の存続が脅かされつつある。にもかかわらず資本主義がとまることはなく、経済成長という神話が繰り返され、社会的不平等は途轍もない規模に拡大している。
こうした背景のなかで、世界ではミレニアル世代やZ世代の若者たちが、資本主義に対して抗議の声をあげはじめた。彼/彼女らは「システムチェンジ」を掲げ未来に向かって歩みはじめている。いまはまだ若い「ジェネレーション・レフト」であるが、今後確実に中心的な政治勢力として台頭してくることになるだろう。
翻って日本ではどうだろうか。日本では若者の左傾化というよりは「保守化」の傾向が強いと言われている。しかし資本主義の行き詰まりのなかで、ジェネレーション・レフトへとつながる可能性は、ここ日本においても確実に芽生えつつある。本特集ではZ世代の若者たちの社会運動から、その可能性を探っていく。
ご注文や目次などの詳細は以下のリンクからご覧ください。
日本では多くの難民が暮らしていますが、彼らは働くことも保険証を持つことも許されずいつ帰国させられるかもわからない不安定な状況に置かれています。POSSEは埼玉県に暮らすクルド人難民の支援活動を通じて、日本で暮らす難民や外国人労働者の環境を改善するために、このクラウドファンディングを立ち上げました。
ご支援よろしくお願いします。
詳細は以下のURLからご覧ください。どうぞよろしくお願いします。
参加申し込みは、こちらへ。https://peatix.com/event/1938636/view
■趣旨
先日、難民を「犯罪者」にする「入管法改改正案」が廃案になったが、入管問題はこれで終わりではない。現在も、「在留資格のない人」やいわゆる「不法滞在者」が収容されている。彼ら・彼女らは、なぜ在留資格を失い「不法滞在者」になったのだろうか。実は、その背景には、外国人を「不法滞在者」に追い込む企業の問題があった。
今回は、日本の外国人問題の最前線で闘う指宿昭一弁護士とPOSSE外国人労働サポートセンターの岩橋誠を講師に、「不法滞在者」の実態や外国人労働者の権利行使を支えていく実践を学び、それを通じて日本社会における生存権を実現していくための道筋を考える。
■講師:指宿昭一
弁護士。日本労働弁護団常任幹事・東京支部事務局元事務局長。 外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表、外国人労働者弁護団代表。 労働事件・外国人事件に専門化した弁護士業務を行う。外国人研修生の労働者性を初めて認めた三和サービス事件地裁・高裁判決、精神疾患に罹患した労働者の解雇を無効とした日本ヒューレット・パッカード事件最高裁判決などで勝訴。近年は、外国人労働問題にとどまらず入管や難民の問題についても活動している。単著に『使い捨て外国人―人権なき移民国家、日本 』(朝陽会、2020年)。
参考:労働者や外国人の「使い捨て」は許さない…小説家志望の「文学青年」だった指宿昭一弁護士の原点
■講師:岩橋誠(NPO法人POSSE外国人労働サポートセンター)
1989年愛知県生まれ。中高7年間をアメリカで過ごす。日本帰国直後に起こったリーマンショックと「年越し派遣村」などに衝撃を受け、大学入学後、労働相談ボランティアとしてNPO法人POSSEにかかわり始める。過労死遺族やブラック企業で働く労働者の支援に関わり、2019年4月に「外国人労働サポートセンター」を発足した後は英語と日本語で、日本で働く外国人の労働相談にのっている。ジャーナリストとして日本の実態を海外に発信している。
■日時
6月6日(日)15:10‐17:10
■プログラム
①外国人・入管問題について/指宿昭一
②外国人問題と労働運動について/岩橋誠
③ワークショップ
■対象
高校生、大学生、大学院生、社会人などの若者
〇「POSSEオンラインアカデミー」とは?
新型コロナのパンデミックは、私たちの社会のなかにある矛盾を露わにし、加速させた。危機のなかでこそ、この社会のあり方を深く思考し、実践することが求められている。そこで、POSSEでは「コロナ危機のなかでこそ、学ぼう」をテーマに、「POSSEオンラインアカデミー」をスタート。定期的にオンライン上で学習会を開催し、学校では学べない現場の実践にもとづく知見から、社会問題を考える。
〇ボランティアも募集しています!
POSSEでのボランティアに関心がある方は下記よりお問い合わせください。
https://possevolunteer.tumblr.com/
〇POSSEオンラインアカデミーアーカイブ映像 Youtubeにて公開中!
http://www.youtube.com/playlist?list=PLqW2fON4TE4_7iM4aPeqFoHeGFkzafKtm
●参加申し込みは、こちらへ。https://peatix.com/event/1938636/view