参加申し込みは、右のURLから。https://posseonlineevent.peatix.com/
■趣旨
「ホームレスって、いない方が良くない?」250万人のフォロワーを持つインフルエンサーがそう人々に呼びかけた。小田急線で起きた刺傷事件の犯人は「幸せそうな女性を見ると殺したくなった」と語る。
この数ヶ月間、社会を破壊するヘイトクライムや差別扇動が立て続けに巻き起こっている。SNSで反対を表明するだけでは、社会は変わらない。現状が深刻だからこそ、なぜこのような事件が起きるのかを分析し、差別を乗り越えるための突破口を探るべきではないだろうか。
この緊急企画では、労働・貧困問題の現場で活動するZ世代とともに、近年のヘイトクライムがどのような構造のもとで起きているのかを探る。そして、生存を否定する社会と闘うために私たちに何ができるのかを考える。
■講師:渡辺寛人(NPO法人POSSE事務局長)
社会福祉士として労働・生活相談にかかわる。雑誌POSSE編集長。東京大学大学院総合文化研究科在籍。専門は貧困問題、社会政策、福祉社会学。共著『闘わなければ社会は壊れる』(岩波書店)。1988年生まれ。ハフポスト日本版で記事配信中。
■講師:岩本菜々(NPO法人POSSE学生ボランティア)
外国人労働者や仮放免者への差別やそれに対する社会の無関心に違和感を抱き、昨年の5月にPOSSEでボランティアを始める。 現在は主に、生活相談や生活保護の申請同行、クルド人の生存権を守る運動に関わっている。貧困問題や難民の市民権獲得に関心がある。
執筆記事:「クルド難民の生存権獲得に向けて―相談会とその後の実践から見えた可能性」『POSSE』vol.47
■日時
8月29日(日)14:00‐16:00
■プログラム
①ヘイトクライムと日本社会の構造について/渡辺寛人
②生存を否定する社会と闘う新しい運動実践について/岩本菜々
③ワークショップ
■対象
高校生、大学生、大学院生などの学生や若者
POSSEは、若者の労働・貧困問題が深刻化していた2006年に当時大学生だった今野晴貴らによって結成され、これまで数多くの問題に取り組んできた。現場の労働相談から「ブラック企業」を社会問題化し2013年には「流行語大賞」と「大佛次郎論壇賞」を受賞した。また、宮城県仙台市にて被災地支援をおこない厚生労働大臣から感謝状を受領した。近年では、コロナ禍で困窮する女性や外国人の問題にも積極的に取り組み2021年に「第8回エクセレントNPO大賞」を受賞した。
POSSEでのボランティアに関心がある方は下記よりお問い合わせください。
https://possevolunteer.tumblr.com/
POSSEオンラインアカデミーアーカイブ映像 Youtubeにて公開中!
http://www.youtube.com/playlist?list=PLqW2fON4TE4_7iM4aPeqFoHeGFkzafKtm