POSSE vol.11

『POSSE vol.11 特集 <3.11>が揺るがした労働』

※ホームページでのご購入はこちらから
(在庫が一番豊富なため、在庫切れで発送が遅れる心配がなく、確実に入手可能です)

※Amazonでのご購入はこちらから
A5判/168頁/本体500円+税

・朝日新聞「論壇時評」で、高橋源一郎さんに『POSSE vol.11』の木下論文、今野論文を紹介していただきました。【PDF】(2011/06/30)

■vol.11目次

●特集 〈3・11〉が揺るがした労働

高橋哲哉(東京大学教授)
「フクシマの犠牲と「人間の責任」」
震災・〈フクシマ50〉の「犠牲の論理」
福島出身の哲学者が原発の差別構造と「責任」を問う

木下武男(昭和女子大学特任教授)
「東電の暴走と企業主義的統合――労使癒着によるチェック機能の喪失」
産業別労組の敗北から「会社人間」の誕生へ――
原発推進の背景には、日本の「労働運動ゼロ地帯」があった

岡田知弘(京都大学大学院教授)
「「創造的復興」が地域社会を破壊する」
原発・電力・復興・防災政策、「災害ファシズム」……
循環可能な地域経済をつくるための転換を

樋口健二(フォト・ジャーナリスト)
「原発が葬り続けた被曝労働者たち」
原発事故の復旧作業で注目される原発労働者。……
しかし、原発は日常的に彼らを被曝させていた――

仁平典宏(法政大学准教授)
「被災者支援から問い直す「新しい公共」」
NPO、ボランティアの役割と限界
公的セクターとの相補関係による「支援」こそ必要

斎藤幸平(ベルリン自由大学大学院生)
「ドイツの反原発運動とユニオニズム」
政権を原発撤退に転換させたドイツの脱原発運動――
労働組合は被曝労働やエネルギー政策にどう取り組むのか

今野晴貴(NPO法人POSSE代表)
「現代労働問題の縮図としての原発――差別の批判から、社会的基準の構築へ」
派遣労働や過労死に通じる構図
不明確なリスクを社会化せよ

川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)
「震災が露呈した「ブラック企業」
「震災だから」が正当化する非正規雇用の「便乗解雇」」
「被災者じゃないから我慢」?
泣き寝入りさせられる若者たち

本誌編集部
「震災が露呈した「ブラック企業」
会社の責任は問われない? 計画停電下の理不尽な命令」
這ってでも出社しろ?
「自宅待機」命令で欠勤扱い?

増田正幸(弁護士)
「震災が露呈した「ブラック企業」
復旧・復興と過労死――阪神・淡路大震災の教訓に学ぶ」
震災後の労働で予想される過労死を防ぐには?
阪神・淡路大震災での事例を振り返る

本誌編集部
「逃げられない家族へ、無関心なあなたへ」
福島出身のPOSSEスタッフによる
原発事故下の実家に向けたエッセイ

仙台POSSEスタッフ
「被災地からの報告――地震・津波の被害状況と復興の展望」
自らも被災した仙台POSSEスタッフによる
震災直後の被災の報告、そして復旧・復興に向けた見通し

本誌編集部
「原発から労働・貧困問題を考えるためのブックガイド」
震災後の労働で予想される過労死を防ぐには?
震災直後の被災の報告、そして復旧・復興に向けた見通し

本橋哲也(東京経済大学教授)
「労働と思想11 シェイクスピア演劇と労働の力学――「以降」の思想のために」
「近代ヨーロッパ」の揺籃期に描かれた「労働」の変容
「野蛮」な「詩」はいかに現実と向き合い、希望を語りうるのか

萬井隆令(龍谷大学名誉教授)
「連載 実践的労働法入門 震災を口実に解雇されたり、危険な労働を命令されたら?」

熊沢誠(研究会「職場の人権」代表)
「連載 われらの時代の働きかた 就職の「成功度」を規定するもの」

後藤和智(同人サークル「後藤和智事務所Offline」代表)
「連載 検証・格差論 「「雇用のミスマッチ」――過去に何が語られてきたか」

川村遼平(POSSE事務局長)
「連載 労働相談ダイアリー 〈3・11〉の二次災害、どう乗り切るか」

書店注文について

書店注文は堀之内出版(TEL:042-682-4350 FAX:03-6856-3497)にご連絡ください。

POSSEとは

『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。

Twitter&Facebook

Facebookページを開設しました。

POSSE編集長twitterアカウント@magazine_posse