大手コンビニエンスストアのBさんの場合

Bさん(22歳、女性)は大学卒業間際の2月に大手コンビニエンスストアで正社員採用の内定を受け、研修を兼ねたアルバイトとして働き始めました。4月には、約束通り正社員としてのスタートを切りました。
コンビニエンスストアは、10数名のスタッフがいましたが、正社員は店長と新卒スタッフのBさんのみ、まだ仕事にも慣れない中で6月より、朝8時から22時という過労死ライン(月残業80時間)を超える長時間労働が始まったのです。

残業は自己申告となっていたが・・・
そのコンビニは時間外労働を行った場合に指定の用紙に記入し、本社に申請しなくてはならないことになっていました。しかしお店の中で誰も申請をする人はおらず、Bさんがそのことを知ったのもずいぶん後のことでした。
残業しても出ないよな・・・・。結局残業申請はできないままでした。

体調不良になり、退職を決意
無理な長時間労働の結果、足がもつれる、意識がもうろうとするなど、健康を害してしまいました。不安を覚えたBさんは、POSSEに相談しました。

仕事の記録が決め手に
POSSEはユニオンを紹介し、会社と交渉することになりました。
結果は、Bさんが手帳に労働時間を記載し続けていたことが大きな決め手となり、オーナーはすぐに賃金を支払ってくれました。
またこのことがきっかけとなり、この店舗では過重労働をなくす取り組みを始めることにもなりました。

参考ページ:証拠の集め方

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