POSSE vol.43

『POSSE vol.44 特集 広がる非正規、崩壊する現場』

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A5判/168頁/本体1,400円+税/2020年4月3日発行




■vol.44目次
公共サービスや教育・保育などのケア領域をはじめ、非正規労働者が拡大し続けている。
非正規労働者の増加は、低賃金・不安定なワーキングプアの増大に直結しているが、問題はそれだけではない。
わたしたちの日常生活を支える労働が非正規化していくことによって、サービスの質が劣化し、社会の再生産が脅かされていく。
こうした事態は、すでにかなりの規模で進行しているのだ。
本特集では、非正規労働者の拡大が社会のあり方をどのように変容させてしまうのかに焦点を当て、非正規化の行き着く先を考える。

◆特集「広がる非正規、崩壊する現場」

[鼎談]分断を乗り越える労働運動へ
――外国人労働問題と非正規雇用の全階層化

奥貫妃文(全国一般東京ゼネラルユニオン(東ゼン労組)執行委員長)×ルイス・カーレット(全国一般東京ゼネラルユニオン(東ゼン労組)専従オルグ)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)

新型コロナウイルス対応で浮き彫りになった非正規雇用の拡大と現場の崩壊
本誌編集部

公務員の非正規化がもたらす行政現場の歪み
――非正規公務員の専門性が発揮できる労働運動へ

上林陽治(公益財団法人地方自治総合研究所研究員)

地方自治体における官製ワーキングプア問題と、労働組合に期待される取り組み
――現場からの働き方改革を起点にした社会的労働運動の実践

川村雅則(北海学園大学教授)

私学教員ユニオンにおける非正規雇用教員への取り組みを
私学教員ユニオン


◆ミニ企画「新型コロナショックと働き方―私たちの生活はどうなるのか?」

新型コロナショックで失業・生活困窮が続出の危機!いま必要な雇用対策は何か?
本誌編集部

新型コロナショックで外国人労働者が直面する問題
本誌編集部


◆単発

色いベスト運動からゼネラルストライキへ
――社会正義を求めるために立ち上がったフランスの人々

ニコラ・ドゥラランド(パリ政治学院教授)


◆新連載

聡子の部屋セレクション
第1回 アートとフェミニズム

竹田恵子(東京大学大学院情報学環特任准教授)×梁・永山聡子(社会学者)


◆連載

立ち上がる労働者たち
第4回 世田谷保育園自主運営の背景には何があったか


貧困研究の視点から社会を探る
第3回 住宅と貧困

岩田正美(日本女子大学名誉教授)×稲葉剛(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)

現代韓国フェミニズム
第2回 MeToo・私も訴える

古橋綾(東京外国語大学非常勤講師)

社会を変えるのは私たち
第5回 大学を、社会を、変えるために何ができるのか?――学生アクティビスト座談会(下)

大澤祥子(一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション共同代表理事)

映画のなかに社会を読み解く
第2回 家族を想うとき

西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授))

知られざる労働事件ファイル
No.17 全港湾ユニオン分会がベトナム人実習生の強制帰国を阻止

長尾伸夫(全日本港湾労働組合四国地方本部徳島支部ユニオン分会執行委員長)×北野静雄(全日本港湾労働組合四国地方本部徳島支部ユニオン分会書記長)×河村洋二(全日本港湾労働組合四国地方本部徳島支部ユニオン分会副執行委員長)

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POSSEとは

『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。

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