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震災・貧困班

NPO法人POSSE(ポッセ)は主に働くことに関する問題に取り組んでいますが、公的な社会福祉が不十分なために失業が貧困にすぐに結びついてしまうという現状があります。こうした労働と貧困が連続しているという認識から、NPO法人POSSE(ポッセ)では生活相談や生活支援など貧困問題への取り組みを行っています。この班では、生活相談に対応するためのスキルの養成を目的として、学習会や相談事例の検討、支援者向けのセミナーの開催・運営などを行っています。また、災害復興支援活動へのボランティア派遣といったNPO法人POSSE(ポッセ)仙台支部との連携を通じた活動に取り組んでいます。

▼活動内容
・生活相談スキルの養成
生活相談では、雇用保険制度、住宅制度、生活保護といった制度の活用方法について、情報提供を行うとともに、申請同行などのサポートもしています。2週間に一度のミーティングでは、直近の相談事例の検討と学習会を並行して行っています。相談の検討では、対応の仕方や相談内容の検討・論点について議論し、学習会では制度の知識や解決方法、制度の問題点を実践的な観点から学び、生活相談に対応するためのスキルを養成します。

・セミナーの開催・運営
NPOの活動家や弁護士をお招きし、2ヶ月に1回程度の頻度で、貧困、生活困窮の問題に取り組む支援者やボランティア向けにセミナーを開催しています。セミナーの企画から運営まですべてボランティアの手で行っています。

・災害復興支援活動
仙台での復興支援活動へ継続的にボランティア・スタッフを派遣するとともに、派遣したスタッフからの報告を通じて、東京から被災者問題にどのように取り組めるかを議論しています。また、区レベルで被災者支援に取り組んでいる世田谷区の被災地支援市民活動団体連絡会に参加し、世田谷区に避難されている被災者の方向けの生活支援にも取り組んでいます。

▼活動頻度
学習会や相談事例の検討を行う会議を2週間に一度、たいてい平日夜に開いています。また、2ヶ月に1回程度の頻度で、生活困窮者支援セミナーを行っています。

▼活動実績
生活相談 約1〜2件/月
セミナー 「3回連続講座「被災地とどのように向き合うか」
2011年6月18日(土) 震災と社会的排除 (講師:岩田正美 日本女子大学教授)
2011年6月25日(土)  震災後の生活困窮者支援 (講師:稲葉剛 NPO法人もやい代表理事)
2011年7月10日(日)  被災者とどのように向き合うか (講師:仁平典宏 法政大学准教授)